鋳物を洗うときには、中性洗剤が必須だそうです。
中性って、アルカリ性でも酸性でもないということですね。
普段使っている洗剤のほとんどが中性洗剤かと思いますが(アルカリ性・酸性の洗剤は、人の肌も傷めるため、素手で触れる洗剤は「中性」につくられています)、洗浄力が強いものには、アルカリ性・酸性のものがあります。
これは酸性の汚れにはアルカリ性、アルカリ性の汚れには酸性の洗剤で、中和させて汚れを落とすのですね。
ところが、鋳物にはアルカリ性や酸性の洗剤は大敵。
南部鉄器などは、中性洗剤もNGと聞きますが、これは馴染んだ油がとれてしまうからで、匂いが気になるときなどには重曹を使っての洗浄が推奨なのだとか。